12月19日 ・・『台所から世界が見える』講演会

野々市町の「al」さんから小浦むつみさんにお越し頂きましたこの講演会。
お子さんを含め40人の方に来ていただきました^^
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小浦むつみさん

小浦さんは保母さんをされていたときに「世界には自分が担任している子供たちのようには恵まれていない子が居るのだ」と突然思い立ち、仕事を辞め、貯金を持って世界を旅して歩いたそうです。
そうして帰ってから、フェアトレードのお店「al」を始められました。

お話は映像と共に進みます。
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画面に映っているのは、ガーナのカカオ農園で1日中働かされる6歳の子です。
休むと叱られたり罰を与えられるこの子は、自分が採っているカカオが何になるのかも知らず1日中重労働を強いられます。
(この映像をご覧になりたい方は「子供 カカオ農園 搾取」で検索してください)

この子のような子達を守るにはどうすればいいのか・・・
その方法のひとつとして、フェアトレードがあります。
フェアトレードは発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入・消費する取り組みです。(引用・yahoo!百科事典)
商品は有機栽培などの生産方法を取り入れて作られていて、生産者にも環境にも優しいのです。
私たちはフェアトレードの商品を買うことで途上国の方の生活を向上させたり、環境を守ることが出来ます。
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みなさん真剣です
話は肉食についても触れます。
肉などの畜産物を例えば1kg生産するために、何倍もの穀物が必要なのをご存知ですか?
売れる肉を作るために、本来は草を食べて育つ家畜に穀物を与えて太らせます。
その穀物は大量に外国から輸入しています。
国産の肉だとパッケージに書いてあったとしても、餌は外国産の可能性があるということです。

そして、家畜に与える穀物を、食料が不足しているところに回したら
飢餓は無くなると言われています。
私たち先進国が消費する肉のために、誰かが飢えているとしたら・・
飽食の時代といわれる日本で、私たちが出来ることは何でしょう。

さらに畜産が起こす問題があります。
それは膨大な量の穀物を育てるためのさらに膨大な量の水。
先進国が消費する肉のために起こる水不足・・

映像には、乾いた土地になぜか巨大な緑色の円が映し出されました。
スプリンクラーが届く範囲にだけ、穀物が育っているのです。
それは異様な光景でした。
「水不足で人がばたばた倒れているようなところでも、穀物に与える水だけはある」
というむつみさんの言葉にぞっとしました。

むつみさんは、試しに肉食を止めてみたそうです。
どうせすぐ食べたくなるだろうと思ったら、そのまま7年も経っているそう。
お子さんも普段食べないので、たまに食べるとものすごく喜ぶのだそうです。
「その喜びが、家畜の命の重さに釣り合っているように思う」とおっしゃったむつみさんの言葉が今も深く胸に残ります。

実は我が家もあまり肉を食べません。
それは、日本人の身体にそんなに必要がないということと、やはりむつみさんのお話のような影響を知ったことがきっかけでした。
そして、うちの子も肉が出ると嬉しそうです。
その反応を見て、もっと食べさせてあげたほうがいいのかな・・?と悩むこともあります。
なのでむつみさんのひと言にそういう考え方もあるのだと、はっとしました。

日本でもそれぞれの家で家畜を育てていた時代は、そんな特別な気持ちで肉を頂いていたのだろうと思います。
食べきれない分は残して、大量の生ゴミを出している今の日本では、その気持ちを思い出すことも必要なのかもしれません。


この日は「コミュニティ・トレードal」さんにおやつをご用意していただきました。
フェアトレードの商品を使って作られたおやつは植物性のものだけを使って、優しいお味でした。
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それから、フェアトレードの商品も販売していただきましたよ。
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どの商品もとても可愛く味わいも深いです。
でも、可愛いこの雑貨の裏側には、「不当な労働を強いられている人」と「その人々を守ろうとしている人」がいることを知らなければいけないですね・・

恵まれた日本では、今のところ幸いなことに前者になることはありません。
そして、後者になることが出来るのです。

それは現地に出向いて支援活動をする、といった難しいことではなく
フェアトレードの商品を選ぶ、ということでできるのです。
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by chibi_tera | 2010-12-20 19:03 | イベント報告
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